数字って中身がわかると、向き合い方が変わる
会社設立直後、支出を月ごとに分解して見えたこと。数字の中身を知り、漠然とした不安との向き合い方が変わった経験を振り返ります。
こんにちは、テルツの中都です。
直近はプライベートも仕事もギリギリで生きています。
そんな状態も楽しみたいと思いつつ、守るべきものも増えヒリヒリ感を味わっている次第です。
・・・ということに関係して、今回は「数字って実は抽象的なものである」「数字って中身がわかると、向き合い方が変わる」というテーマで話していきたいと思います。
老後2000万円問題とか、政策金利が約30年ぶりの高水準の1.25%になったとか、正直先が見えない話ばかりです。
意図してか、せずしてか、メディアはさも具体的っぽい数字で私たちを煽ってきます。
煽られたその不安は必要以上な不安ではありませんか?
心当たりのある皆さんへ、何かヒントになれば嬉しいです。
数字って実は抽象的なもの
先の例にもあげましたが、数字は、それだけで「具体的」なものとは限りません。
確かに金額そのものは明確であり、共通認識をとるための大切な手段です。
しかし、老後2000万円の例を出せば、
- それっていつ時点で発表された数字なの?
- 2000万円の内訳はどんな感じ?
- 2000万円をどう扱えばいい?
- なぜそこまで備えないといけないの?
- 夫婦2人で2000万円?1人で2000万円?
などなど、そういえば伝わっていなかった情報がたくさんあることに気づきます。
これらの文脈が丸め込まれて「老後2000万円」を指すのです。
つまり、2000万円という数字は計算に基づく数値であり、具体ではある(みんなが一万円札2000枚を思い浮かべられるので)一方、個人の話に落とし込むと抽象度が高すぎるのです。
金額は明確でも、自分にとっての意味や、取るべき行動まではわからない。そういう意味で、数字は抽象的だと感じています。
引きで見ると立派なモザイクアートも、近くでみると1つ1つはタイルです。
我々は不安を煽るモザイクアートを見せられているのかもしれません。

不安で潰れそうだった創業期
抽象的な概念は必要以上に不安を生むことがあります。
先月テルツ株式会社を設立しましたが、いろいろな都合もあり、潤沢ではない資本金で会社をスタートしました。
役員報酬を一旦0円にしても固定費で会社口座のお金がジワジワ減っていく中、設立後に契約できるはずだった口約束が破談になり放心状態です。
(今思えば、そんな口約束を勘定するなと、楽観的であった自分をぶん殴りたくなりますが笑)
本当に先が見えない中、何も成し遂げていない会社で「倒産するかも」という最悪の事態を想定し、ストレスのせいかずっと下痢が続いていました。冷や汗も止まらなかったことを覚えています。
今もその状況を脱しているとは言えませんが、当時は本当にしんどかったです。
数字の中身を見る
そのときに、ずっとグルグル悩んでも無駄だから考え抜いて一旦忘れようと考えました。
- 役員報酬が0円だといくら支出があるのか
- 役員報酬を受け取った場合いくら支出が増えるのか(保険とか諸々かかりますからね)
- 支出の内訳はどうか。削れるところはないか
- その支出で何ヶ月会社が持つのか
月単位で出しました。いつもはAIと壁打ちするのですがこのときは自分の手で。

結論、思っていたよりもランウェイ(資金が尽きるまでの期間)が短かったため日本政策金融公庫に駆けつけて融資を借りる手段を選び、一時のピークからは脱することができました。
想定外は常につきものです。
実際、公庫の融資は当初より半月ほど遅れてしまいましたが、計画を立てていたことで必要以上に焦らなかったことを覚えています。
少なくとも融資が来ることを見越して、短期的には利益が出ても、金額の安い仕事は受けないという選択を取ることができました。
抽象の数字から抜け出して具体な行動へ
正直なところ今でも不安が完全に消えたわけではありません。
しかし、分解して計画を立てたことで、漠然とした焦りとの向き合い方は変わりました。
今皆さんが抱えている不安な数字とはなんでしょうか?
近い将来の大きい支出でしょうか?ジワジワ口座からお金が減っている焦りでしょうか?
会社で課せられたノルマでしょうか?自分が立てた根拠のない目標でしょうか?
数字を分解すると、不安の中身が見えてきます。
抽象的な数字を具体的に落とし込むために、気になる数字を内訳と時間に分けてみてはいかがでしょうか。
執筆時間1:15、NoAI
